ポリシーベース心理学の提唱.

一般には意識, 無意識という基準で考えているので他人から見えなければそれは心理学ではないからだ.

そして心理学というのもまだ見えない,何らかの思考や人類の経験がその概念を生み出しているという風に考えているので,心理学が具体的になんであるのかを定義していない.あくまでも, 意識無意識などに言及する一連の考え方や観察や洞察をポリシーベース心理学と呼んでいる.

つまり, 主観や価値基準と矛盾しても何一つ問題ないということ.つまり, プロスペクト理論であったり, 損失回避であったりすることは状況によって変わるのが当たり前であるから既存の心理学はダメだったと考える立場であり, それに関係ない観察できる行動を対象としているのである.

損失回避が何らかの性格であるとはとても思えないから.しかし, NLPの様に他人の見え方を気にする時代でもないので, そういうことを含めて, 見え方に関係ない心理学が必要だった.


ポリシーベース心理学のすごいところ.

(1):心理学の意味を仮定しない.

(2):無意識と注意している状態は全く矛盾しないという考え方や, 主観的な創造世界と実際の行動レベルには関連があるかもしれないという立場に立つことができる(例えば,会話の中での,たわいなさが偉大な決定をする選択に繋がるという考え方ができる可能性がある.

ほんの些細な会話でもmindfullnessにしようということではなく,明らかに現実にその価値を認め,逆にもしも一回失敗したら際限なく人間に対して疑心暗鬼してしまっている部分を白日の下に晒し,正しく現実を把握することだ.

だからこそ, 主観と注意は矛盾しないし, 無意識と注意も矛盾しない.主観の状態は例えば,やることを決めようという低レベルでの, 行動レベルの低い,単なる潜在的積極性に当てはまるだけであり, それは何らかのきっかけがあって,そのような潜在的積極性レベルでの低い決定をしたのだ,と考える.

無意識が逆に変化を生み出すように構築しようという風に, 一般の考え方を180度変える選択をすることが,hackingだ. あえて, 厳しい状況下に自分の身を置くことで耐性をつくるというのもその一環である.

(3):自身の価値基準は常に構成されたものであり,変化し続けることができる.特定の性格特性があるわけではない立場であるといえる.

特に無意識と注意が矛盾しない可能性について考えてみてほしい.

そこからあなたのポリシーベース心理学が生まれるのではないでしょうか?

Helmholtz は、脳は無意識的に、常に感覚入力の背後にあるダイナミクスと原因を推論する装置であると し、これを無意識的推論と呼んだ.
脳を機械学習モデルとして捉える理論です.

                                                                                                   by hiringhacker