自律型分散組織の必要性について
人の信用などを強調しているが, 結果的にこれからの時代,それは幾らでも誤魔化すことが可能であるわけである. 全ての人がというわけではないが.
人の信用を前提とせずに動いていける社会が結果的に必要のない立場格差を是正する.
この階層至上主義社会においては人は永遠に変化する時代に対応できない.
例えば,アメリカの若者が就職できないことや日本の持ち株会社の状態などに見られた体質が変わることは無いということである.
それは人の信用と銘打って,自分たちに都合の良い人間を取り揃えているだけである.
例えば未知の立場の人間を採用しようと考えた時,相手もそして当本人もどうすればよいのか分からないから,明確な衝突を避け,結果的に雇用機会の均等は保たれない.
それは信用というあまり参考にならない人間の側面を見ることで本来の能力を試されることなく,人材が消えていくことと同じである.
その結果,その未知の立場の人間はスキルを向上させるか,立場を確立させるかのどちらかの行動選択を迫られる.(残念ながら,スキル向上を目指すことは日本では不可能である. ゆえに日本では大学のステータスだけが生命線になるわけである.)
その人の信用などというものはその人自身がコントロールできるものではないし,動的に変化していくものである.だが,静的な信用のみを判断材料としている現状では未来はない.
その結果,ますます努力を行うためにより独断と偏見に頼らざるを得ない状況が生まれていく. そうすればますますその様な信用で人を判断する社会ではそういった人間を採用することはできない.
立場を得るためには能力を得なければならない. しかし,そもそも立場を様々な背景によって得られなかった人間というのはその時点で試合終了である.
これが日本の環境では極めてradicalに張り巡らされているため,その時点でそうした人間にはチャンスは来なくなり,絶望するのである.
それ以外にも,自律型分散組織が必要な理由は山ほどある.
だが現在のblockchainの方法には限界がある.
その方面で沢山の人が研究を行っていかなければならない.